DAISY図書編集仕様書
２００３年 １月
大阪府立中央図書館
１．基本的な事項
納品期限： ２００３年 ３月３１日
納品物品： ＤＡＩＳＹ形式のＣＤ １タイトルにつき２枚（マスター１枚、貸出用１枚）
録音形式： ＡＤＰＣＭ２２０５０Hz
CDの盤面には、書名、著者名、「大阪府立中央図書館」と記載する。
当館が指定したフォームにデイジー図書編集者などを入力し、提出する。
ＤＡＩＳＹ図書製作ソフトとしては下記のいずれかを用いるものとする。
（１）Sigtuna DAR 2.0.17J
（２）Sigtuna DAR 3 JP
（３）MyStudio PC
（４）Plextalk Recording Software
２．DAISY図書の形式（録音順序）
第１セクションは、
①プロジェクト開始時
プロジェクト名（半角英数8文字以内）
②見出し記入時
原本タイトル（通常、副書名は記入しない）
書名までを第１フレーズとする。
書名が最初に読まれている場合は、著者名も、第１フレーズに含める。
※ 通常、副書名は第1フレーズに入れないが、書名から読まれている場合には副書名を含める。
（１）第1セクションには、
① 書誌情報
著者名（編者、訳者）・書名・副書名など
② テープ制作に関する情報
制作館、音訳者、校正者などを、読まれている順序で入れる。
（２）第２セクションには「DAISY図書凡例」
階層レベル、階層の分け方、ページ付け、グループ付けなどに関するコメントを録音して入れる。
（３）第３セクションには、必要であれば、著作権
（４）第４セクションには、朗読者注など（ある場合）
朗読テープ通り朗読されている順序に従って、必要に応じてセクションを立てる。
（５）以下、原本に準拠
原本に従ってセクションを分け、階層付けをする。
※ 著者(訳者)紹介・原本奥付は、原本通りの位置へ移動させる。
（６）著者紹介、訳者紹介など
通常、原本奥付の前に入れる。
通常、原本最終頁の次のページを付ける。
（７）原本奥付
原本の最後のセクションとする。
（８）あと枠
朗読テープのおわりの枠アナウンス部分を入れる。
（書名・著者名・朗読完成日・制作館・朗読者名・校正者名など）
◇テープ制作上のコメントは、必ず削除する
テープ第○巻○面、○面おわり、○巻へ続きます、以下余白です、…など。
◇テープの面・巻の変わり目その他、不自然に長い間がある場合は、不要な無音部分をカットする。
３．編集上の注意
ページチェック
① 原則として、原本に準じて、各ページの最初のフレーズにページチェックを入れる。
前ページにまたがるフレーズは避け、該当ページの最初のフレーズにチェックすること。
ただし、あまりに後方にずれる等チェック位置が適当でないと思われる場合は、原本に準じてフレーズの分割を行う。
その他
① 目次は、原則として１つのセクション。索引は、検索上必要であればセクション分けを行う。目次・索引ともに、１項目1フレーズとする。
ただし、目次についても、項目が多い場合はセクションを分けることもある。
各項目名とページは、長過ぎる場合を除き、1フレーズにまとめる。
例外の場合も、項目名は1フレーズとする。
② 階層付けは、原本の内容に準じて行う。
③ グループ付けをする場合は、使い勝手を十分考えて行う。
④ １つのセクションのフレーズ数が、1400を越える場合、見出しフレーズを単独のセクションとする。
本文は段落など切りの良い場所で1400以下に分割し、階層を１つ下げる。
⑤ 注・引用文・図・表などについては、原本に応じて判断する。
セクション分けあるいはグループ付け(先頭・最終フレーズにチェック)をする場合もある。
⑥ 著者からのメッセージや初出誌などもセクションを立てる。
ただし、本文に続けて書かれている時は、本文の最後に結合する。
⑨ 原本１ページより前のページは、すべて０ページとする。
完成時に記入する書誌情報
① タイトル：原本タイトルを全角で入力（漢字・かな・英数）
② 著者： 著者・編者・訳者名などを全角で入力（漢字・かな・英数）
③ メモ： 一般的には、叢書名・シリーズ名・副書名・その他覚え書きなどの記載に使用する。
④ 製作者： 大阪府立中央図書館
⑤ 担当者： DAISY HIRAKATA
⑥ 音訳者： 音訳者の名前
⑦ プロジェクト番号：大阪府立中央図書館が指定した番号（CDのボリュームラベルと同じ）（別紙参照）
⑧ ＩＳＢＮ： 原本のISBNを半角で記入。－（ハイフン）で繋がった部分のみ
DAISY図書凡例 コメント例
DAISY図書凡例
このDAISY図書は、○階層で編集しています。
原本の1ページより前のページは、DAISY図書独自のページとして、すべて０ページとします。
DAISY図書凡例おわり